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ログ機能と工場初期化機能の使用方法

このコースでは、Doosanロボットのログ機能と工場初期化機能の使用方法を学習します。
 

1. はじめに

ロボットの使用中に、アラート、警告、エラー等の様々な状況が発生する場合があります。ユーザー自身で解決することができる場合もありますが、ロボットの管理および保守/修理の目的でロボットの使用履歴を収集する必要がある場合もあります。Doosanロボットには、ログ機能とロボットをリセットするための初期化機能があります。

このコースでは、Doosanロボットが提供するログ機能と工場初期化機能の使用方法を紹介します。

2. ログメッセージ

ログメッセージ機能を使用すると、ロボットの使用中に記録されたログを表示できます。ログメッセージは、[設定] の [ログ] タブにあります。

ログに記録されたログは、日付で検索できます。

  • 検索期間は最大1ヶ月です。
  • 特定のカテゴリのログを削除することができます。

フィルタ機能を使用して、ログを各カテゴリ毎に検索することができます。

  • 範疇:制御システム、制御アルゴリズム、ティーチペンダントエラー、ロボットインバータエラー、Safety Controllerエラー、Smaft Vision Moduleエラー、ログメッセージから希望のカテゴリを選択できます。
  • ログレベル:警告、注意、メッセージから目的の条件を選択できます。
  • コードとメッセージ:検索したいキーワードを入力できます。

取得したログを選択すると、以下の様にログの詳細が表示されます。

3. システムログのエクスポート

システムログをエクスポートすると、目的のログをUSBストレージデバイスに保存できます。

  • 検索期間は最大1週間です。

エクスポートできるログの種類は次のとおりです。

  • OSログ:最初の起動から現在までのオペレーティングシステムメッセージがログに記録されます。
  • エラーダンプ:システム操作中に致命的なエラーが発生した際のログ。
  • コントローラログ:コントローラボード内のログ。
  • ティーチペンダントログ:ティーチペンダント内のログ。
  • 安全ログ:ロボット作動スペースの安全設定と変更に関するログ。

下部の [エクスポート] ボタンを押して、USBストレージデバイスに保存します。

  • エクスポートには時間がかかる場合があります。

4. 工場初期化機能

工場初期化機能により、ロボットを購入時と同じ初期状態にすることができます。

[初期化] ボタンを押すと、タスクや各種設定、ログファイルなどのデータがすべて削除されます。

  • 初期化が完了したら、システムを再起動する必要があります。

[削除] ボタンを押すと、ロボットの使用中に記録されたログファイルのみが削除されます。

5. まとめ

このコースでは、Doosanロボットが提供するログ機能および工場初期化機能の使用方法を紹介しました。ログ機能を使用すると、ロボットの使用中に記録されたログを検索やエクスポートが可能で、工場初期化機能を使用すると、すべてのログとデータを削除できます。詳細については、マニュアルを参照してください。

6. 参考資料

※本資料に掲載されている全ての内容および全てのデザインは、Doosan Roboticsが著作権および知的財産権を有しています。従って、これらをDoosan Roboticsの書面による許可なく使用、複製、または配布することを禁じます。なお、Doosan Roboticsの特許権等を不正に使用、改変した場合、その責任はすべてお客様にあることをご了承ください。

 
 
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